企業分析!:ブリヂストン

バランスシートから財務状態を分析

タイヤで世界シェアNo.1のブリヂストンについて,7年分のXBRLデータから,財務状態を長期時間軸でプロットし,投資判断の一助とする(→企業概要のまとめはこちらのページ).

バランスシートの資産と負債を隣り合う棒グラフとして,時間軸に対してプロットする.資産はこの7年間で漸増,純資産(棒グラフ右側の赤系塗りつぶし)のなかでも,利益剰余金が一貫して右肩上がりの傾向になっている.流動負債は変わらず.昨今コロナ禍の真っただ中で,不況も予想されるが,それに備えるかのように内部留保を積み上げている,手堅い経営をしていると判断する.

損益計算書から稼ぎを分析

損益計算書から純利益を棒グラフとしてプロットし,純利益率(純利益/売上高),粗利益率,SGA比(販管費/粗利益),ROE(純利益/純資産)を折れ線グラフとしてプロットする.粗利益率は40%前後あり,純利益率は10%弱…悪くないと思われ.

SGA比は結構高め.ROEはおおむね10%,これもコロナ禍による需要減でどこまで減るか,だが,手堅く利益を出している印象を受ける.

現金等の残高を棒グラフに,借入金と純利益を折れ線グラフにプロットする.現金等は安定しており,長期・短期借入金はとも,今の純利益を確保できるなら,一年分で完済できる額.不況や一時的なトラブルによるピンチは切り抜けられる印象を受ける.

キャッシュフローをチェック

最後にキャッシュフローを棒グラフで,資本的支出/純利益を折れ線グラフでプロット.営業活動でほぼほぼ安定的に稼いでおり,現金等の残高もそこそこ.やはりピンチには強いと考える.

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