なぜシェアNo.1企業に投資する??

どの企業に投資する?

「事業内容がよくわかる企業に投資しよう」という基本戦略だけど,実際は「株価が下がっても,高い確率で戻すと期待できる」ような会社を探すことになる.ではどういう企業を選べばいいのか?大投資家ウォーレン・バフェット氏によると,「消費者独占型の企業」に投資すべしという.つまり,消費者の心の中にブランドが「替え難い」ものとして認識されているか,他社の参入の余地はないか,ということだ.メアリー・バフェットらの著作「バフェットの銘柄選択術」によると,消費者独占型企業を見分ける基準は下記の8つとなり,具体的な銘柄としてコカ・コーラ(どこに行ってもコーラは売られている),ジレット(人間が存在する限り髭剃りによるカミソリ需要は消えない)が挙げられている.
1.消費者独占力を持つと思われる製品・サービスがあるか
2.1株当たり利益が力強い増加基調にあるか
3.多額の負債を抱えていないか
4.株主資本利益率は十分高いか
5.現状を維持するために,内部留保利益の大きな割合を再投資する必要があるか
6.内部留保利益を新規事業や自社株買戻しに自由に使えるか
7.インフレを価格に転嫁できるか
8.内部留保利益の再投資による利益が,株価上昇につながっているか

これを鵜呑みにするわけではないが,「独占力」のキーワードに注目したい.消費者の心または産業界を,あるブランドまたは技術により独占している企業は当然だがライバルが少なく,高い利益率であることが多い.また,一過性の問題で株価が下がっても,その企業がなくなると困るので,株価が戻ることが多い.まずは,独占=シェアNo.1の製品がある企業を,投資先の前提とする.

投資先の事業がわかる×投資先がシェアNo.1の製品を持つ

投資先の事業を理解できることは大前提!管理人はメーカでエンジニアとして働き,機械工学を専門としているので,製造業でシェアNo.1の製品を持つ企業を中心に銘柄選択する.具体的には,今シェアNo.1の製品が会って,その製品の需要が長期的に消失することがないような企業や,長期的に需要が消失することがない製品に必要な材料や,そうした製品を作るうえで必要となる工具を納める企業だ.こうした企業を投資先のターゲットとしたい.

安い時に買う!

シェアNo.1で,利益率が高くて,株主資本利益率(ROE)が高くて,借金してなくて,余剰金がたっぷりあって…そんな会社は往々にしてみんな株価を買っていて,これから買おうとすると大概高値掴みを強いられる.そりゃ,「株を買う=企業にお金を貸す」みたいなものでしょうから,貸し倒れされたら困るもの.なので,証券会社のHPのフィルタリング機能で企業の財務状況だけ見るよりは,ちゃんと事業内容を理解したうえで,「今,この価格なら安いな」と思える状態にしないとならない.
そのためにしなくちゃいけないことは,地味だけど「勉強と分析」に尽きる.有価証券報告書を読み込み,財務状況を5年以上の長期目線で分析したうえで,「今この価格なら安い,企業価値が周りに認められて株価が上がるまで何年でも株を持ったるよ!」と思えるタイミングで慎重に買いたい.

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