ローン控除,金利上昇,繰り上げ返済…返済プランを詳しくシミュレーションしたくね?
ウチは2022年に戸建に引っ越した.新築分譲で,借入はこんな感じ.これでワタシもローン持ちなのよorz
借入金額 | 2,770万(うちボーナス払い1,000万円) |
金利 | 0.515%@変動金利 |
借入期間 | 35年 |
返済タイプ | 元利均等返済 |
住宅ローン控除 | ローン元金分×1%,13年分 |
ローン口座への積み立て | 年間140万円(月々10万円+ボーナス時10万円) |
さて,「ローン元金が高いときはローン金利が低いのが数学的に正解に決まってる」と思って変動金利で組んだはいいものの,「金利が上がるぞー上がるぞー」的な雰囲気になってきた…
じゃあ,金利が上がったらどれくらいの返済金額になるのか?とか,繰り上げ返済はいつしたらいいのか??とか,調べれば情報も出てくるけど,いっそ「返済プランを視覚化できるシミュレータを作ればいいんじゃね?」ということで,作ってみることにした.
ローン返済シミュレータ by python!!
構成はこんな感じで作ってみた.詳細は別ページにコードごと載せるとして…
- 借入の設定入力
- 月々&ボーナス月の返済額計算
- 住宅ローン控除でのキャッシュバック分計算
- 繰り上げ返済する場合の,ローン元金再計算
- 完済後に,これまでの返済履歴と,完済時の支払金額をグラフ化&csvに出力
まずは,ウチの借入金額情報を入力してテスト.繰り上げ返済も設定せず,金利0.515%が続くとして淡々と返済する場合は,こんな感じで設定.
プログラムを実行すると,前に計算した結果に今回の計算結果を追記するかを確認するようにした.初回計算の場合は「いいえ」を選択.
実行すると,完済するまでの毎年の支払いの内訳やローン元金&支払い利息の遷移,加えて完済時の支払い結果の棒グラフを表示!
1枚目のグラフを見ると…なるほど,元利均等返済なので,支払総額は年間一定だけど,利息分が徐々に減っているのは巷の資料と同じ.
また,2枚目のグラフの右下の棒グラフ…支払利息から住宅ローン控除を引き算して「自己資金から払った利息総額」を定義したけど…こう見ると,利息0.515%が続くとして,1%の住宅ローン控除をもらい続けると,払った利息より貰う控除の方が多くなっちゃうのね…嗚呼,逆ザヤorz
この結果に対して,条件を変えたときの計算結果を重ね描いてみる.例えばこれから5年間,金利が毎年0.1%上がるとするなら,こんな感じで設定.
今度はプログラム実行時に聴かれる「重ね描き設定」を「はい」にして計算!
金利上昇により,6年目から返済額を上方修正されていることが1枚目のグラフでわかる.
2枚目のグラフで,さっきの計算結果との比較ができるようになっていて、支払利息がどれくらい上がったかが一目瞭然だ.しばらくはこれで遊んでみながら,返済にまつわる作戦を考えようかしらね.
つづく!!
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