LinuxでWindowsアプリを動かす
MetaTrader5は基本的にWindowsアプリであり,これと協調するpythonライブラリも,Windows版しかない.Linuxにインストールしたpythonから
「pip install MetaTrader5」などと打ち込んでも,何も出てこないのだ…!!!
…というわけで,LinuxでWindowsアプリを動かせるよう,Wineなるソフトをインストールすることから始める.
Wineインストールのための準備
最初に,TeraTermを起動して,VPSにログインする.「su -」コマンドで,root権限で操作できるようにしておく.
まずは,インストール用パッケージ「yum」をアップデートする.
yum -y update
CentOSは日本語対応していないので,下記操作で日本語表示に変更させる.やらなくてもいいけど,やっとくと,なんだかんだ言ってデバッグとかが楽…とりあえず,下記,一行ずつ実行する.
localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 source /etc/locale.conf timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
次に,開発ツールをインストールする.下記,一行ずつ実行する.
yum install samba-winbind-clients yum groupinstall 'Development Tools' --setopt=group_package_types=mandatory,default,optional yum install glibc-devel.{i686,x86_64} gnutls-devel.{i686,x86_64} freetype-devel.{i686,x86_64} alsa-lib-devel.{i686,x86_64} yum install libtiff-devel.{i686,x86_64} libgcc.{i686,x86_64} libX11-devel.{i686,x86_64} libxml2-devel.{i686,x86_64} yum install libjpeg-turbo-devel.{i686,x86_64} libpng-devel.{i686,x86_64} libXrender-devel.{i686,x86_64}
Wineをダウンロードする
下記の通りコマンドを実行し,ダウンロード先のフォルダを作って,Wineをダウンロードする.とりあえず6.0をダウンロードしてみた.
mkdir wine cd wine yum install wget wget http://dl.winehq.org/wine/source/6.0/wine-6.0.tar.xz tar Jxfv wine-6.0.tar.xz cd wine-6.0 mkdir -p wine32 wine64
Wineをビルド・インストールする
下記の通りコマンドを実行する.結構時間がかかる…終わるのに1時間以上かかった…
cd wine64 ../configure --enable-win64 make cd ../wine32 ../configure --with-wine64=../wine64 make
そして,下記コマンドでインストールする.
cd ../wine32 make install cd ../wine64 make install
ここまでで,Wineのインストールは完了.あとは,実際にWindowsアプリを視覚的に操作するために,リモートデスクトップの環境を揃える必要があるとのこと…次回に続く!!
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