ROA(総資産利益率)とは??

ROAの求め方

ROAはReturn On Assets,総資産利益率のことをいい,会社の総資産に対しどれだけ利益を出せるかを図る指標として用いる.算出するための式とイメージを下記に示す.

ROAで何がわかる?

”稼ぎ÷会社の全軍資金”という定義からわかる通り,軍資金をいかに効率よく使って稼いでいるかを見る尺度と言える.目安としては,ROEが数年来に渡って一貫して5より大きいなら優良企業,とされる(自己資本比率が50%なら,ROE=稼ぎ÷株主から貰ったお金が10より大きいなら優良企業,ということになる).

ROAで投資先を見るときの注意点

定義からイメージできるように,ROAが高い=稼ぎが大きい,または,総資産が小さい,となる.

稼ぎが高いということは,売上が大きい,または利益率が高いということとなるなので,基本的には高いに越したことはない.

総資産が小さいということは,売掛金を回収した(ツケの借金を回収した),在庫を減らした,固定資産を売却したなどがあり得るが,運転資金確保のための資産売却によりROAが跳ね上がるような場合は注意が必要だ.基本的には「長期にわたって価値を提供できる」会社に投資をしたいので,長期的な価値が損なわれるような資産売却がなされていないか,合わせてチェックしたい.

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