企業探索!:ブリヂストン

ブリヂストンの概要

企業概要(19年12月時点)

【名称,他】ブリヂストン(銘柄コード:5108)
https://www.bridgestone.co.jp/

【設立,他】設立:1931.3,上場:1961.10,決算:12月

【企業理念】最高の品質で社会に貢献

【心がまえ】「誠実協調」「進取独創」「現物現場」「熟慮断行」

【特色】タイヤで世界首位.米ファイアストンやバンダグを買収.アジアなど新興国や特殊タイヤを強化.

【連結事業】タイヤ84(11)、多角化16(0)
※上記,売上比率%(営業利益率%)
※海外比率:81%

【近況】世界的な自動車販売の落ち込みで新車用・市販用とも大打撃,鉱山用も縮小.トラック向け底堅いが到底補えず.工場一時休止響く.
原材料安寄与でも営業益急落に減額.配当は維持か.
4月に3メガから2000億円借り入れ,社債・CP発行枠を計4000億円設定し危機拡大に備え.生産能力増強計画は需要にらみ臨機応変に判断.

財務状況と各種指標(19年12月時点)

【財務】総資産 4,004,655 / 資本金 126,354
自己資本 2,217,452 / 自己資本比率 55.4%
利益剰余金 2,052,675 / 有利子負債 541,117

【指標等】ROE 12.5%(予4.7%) / ROA 7.4%(予2.6%)
調整1株益 404.3円 / 最高純益(14.12) 300,589
設備投資 2,892億(予3,820億)
減価償却 2,231億(予2,550億)
研究開発 1,052億(予1,070億)

主力事業とシェアの推移

コスト増やTier2タイヤメーカの台頭により,営業利益は低下傾向(数量/売値は良化).主力のタイヤ事業を見てみると※,業界全体のタイヤ利益額は漸減だが,利益シェアはブランド力を背景に高い水準を維持している.

売り上げは乗用車向けが最も多いが,利益でみると,トラックと,建機その他向けの合計が,ほぼ乗用車向けに等しく,特に建機その他向けで高利益率を出していることがわかる.

ブリヂストン社は今後もタイヤ事業をコアとして位置付けており,EVやシェアリングの拡大により,収益構造が変わるものと想定しており,エンジン車でこれまで通りの利益を確保しつつ,EVやシェアリングサービス向けでの利益を拡大するシナリオを描いている.

自動車業界の構造が激変するだろう中で,タイヤ事業での利益を拡大できるかは正直読めないが,シンプルに考えて,EVだろうとシェアリングサービスだろうと,自動車が走ればタイヤは摩耗し,交換需要は必ずある.管理人としては,品質によるブランド力を維持できれば,この先も一定水準の稼ぎを確保できると推定する.

※以上,東洋経済 会社四季報および「中長期事業戦略進捗」より抜粋.

今後の動向

作成中…

上記にも書いた通り,クルマの動力源やライフスタイルが変わっても,人とモノをクルマで移動させる限り,必ずタイヤは必要となる.なくてはならない会社と思えるので,財務分析をしてみたいと思う(ブリヂストンの財務分析はこちらのページ).

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